6月7日(金)デンマーク人間中心AIセミナー開催のご報告 

6月7日(金)、デンマーク外務省、駐日デンマーク大使館と当倶楽部の主催で大手町ビル「Inspired.Lab」(東京都千代田区)にて「デンマーク人間中心AIセミナー」を開催致しました。 デンマーク大使館、デンマーク外務省の方々より欧州で高い評価を受けている最新のデンマークIT、 AI事情をご講演頂きました。質問にも熱心にお答え頂き、価値あるセミナーとなりました。講演の後のネットワーキングでは、会員同士の楽しい交流が続き、大盛況のうちに終了致しました。 セミナー資料、講演会の詳細につきましては、後日丸の内AI倶楽部公式ブログ に掲載致します。また、ブログ特集「イノベーションハブを狙うデンマーク ~EUの隠れたIT大国~」も是非ご覧ください。 今回、当セミナー開催にご尽力いただきました駐日デンマーク大使館投資部の中島様と職員の方々、三菱地所様、SAPジャパン様、ご挨拶を賜りましたデンマーク大使館駐日大使フレディ・スヴェイネ様、ご講演いただきましたデンマーク外務省イェスパー・アルグレン様、オールボー大学ソーレン・タンバーグ・ハンセン様、そしてお越しくださいました参加者の皆様、本当にありがとうございました。

6月7日(金)開催 デンマーク人間中心AIセミナーのご案内<開催終了>

丸の内AI倶楽部会員様各位 日頃より、丸の内AI倶楽部の活動にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。 丸の内AI倶楽部会員の皆様へ、セミナー開催についてのご案内です。 この度デンマーク外務省、デンマーク大使館と連携し、デンマーク人工知能セミナー を開催することとなりました 本セミナーでは普段触れることが少ない北欧デンマークのデジタル化最新動向と 今後デンマークで進展が想定される人間中心AIに関する開発動向と最新情報を提供し て頂きます。 皆様奮ってご参加ください。 ※本セミナーは、登録用URLより参加登録をお願い致します。申し込みの詳細につきましては  後述の申し込み方法をご参照ください。   < セミナー概要 > 日 時 :2019年6月7日(金)15:00-18:30(受付開始14:30) 会 場 :Inspired.Lab  東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大手町ビル6階      https://www.google.co.jp/maps/@35.6857493,139.7622382,17z 参加費   :無料  飲み物代:1,000円 (セミナー後のネットワーキングにおける飲み物代1,000円を受付時に      お願いしております。迅速な受付業務のためお釣りの無いよう      ご準備をお願いいたします)   ※先着100名様とさせていただきます。 ※英語での講演となりますので、逐次通訳となります。 —————————————————————————- < プログラム ※5月30日更新 > 14:30 受付開始&ネットワーキング 15:00 セミナー開始のご挨拶 丸の内AI倶楽部代表幹事 沓澤広道      Inspired.Lab紹介     SAPジャパン 原剛 15:15 挨拶 駐日デンマーク大使 フレディ・スヴェイネ 15:25-15:50       講演1 デジタルデンマークが導く次世代型社会システム           デンマーク大使館 中島健祐 15:50-16:20       講演2 デンマーク国家人工知能戦略とAIクラスター           デンマーク外務省 先端技術専門官 イェスパー・アルグレン 16:20-16:30 休憩 16:30-17:20       講演3 デンマークで進展する人間中心AIと具体的な開発事例         アレキサンドラ研究所 機械学習&データサイエンス上級研究員         オールボー大学研究員 ソーレン・タンバーグ・ハンセン 17:20-18:00 質疑応答(途中でカフェスペースに移動し質疑応答を継続) 18:00-18:30 ネットワーキング 18:30     終了    —————————————————————————- 主催:デンマーク外務省、駐日デンマーク大使館、丸の内AI倶楽部 共催:三菱地所、SAPジャパン —————————————————————————- 申込方法 :   受付開始 5月21日(火)        先着 100 名 ※定員になり次第締め切りになります。        参加申込URL→ https://peatix.com/event/677011/view        申込パスワード:hcaidk2019 申込手順 :  ①イベント予約サイト「Peatex」 https://peatix.com/ に移動し、   ご自身のアカウントを作成してください。  ②デンマークセミナー専用ページhttps://peatix.com/event/677011/view へ移動し、   パスワード:hcaidk2019を入力してください。  ③「チケットを申し込む」より、手順に沿って登録し、手続きが完了となります。 問合せ先 : 丸の内AI倶楽部 担  当 : 原口 TEL   : 03-6551-2007 —————————————————————————- —————————————————————————- 【お知らせ】 ★次回懇談会は6月20日(木)「RPAの成功事例・失敗事例」を予定しております★ —————————————————————————- —————————————————————————- ★★「課題解決窓口」開設のおしらせ(MPS)初回無料★★  ■ AIでなにができるかわからない  ■ AIで何をしたらいいかわからない  ■ AIで何かしたいけどどうしたらいいか など、 […]

令和元年を迎えてのご挨拶

社会基盤の本質が変化するデジタル革新の波は時代の潮流となっています。 歴史を振り返ってみれば、馬車の時代からガソリン自動車の時代への劇的な変化、 そしてわずか20年で急速に進歩したインターネット社会など、20年後の私達の社会を考えれば、 知的労働のかなりの部分がAI化される事や、肉体労働の多くがロボットに変わっていく事は必然とも思えます。 こうした人類史上の大変革期とも言える時代にはディスラプションは必ず起こるのですから、 今こそ変化を受け止め、課題解決の道筋を開いていく事が次の競争力にもつながると思います。 また、少子高齢化の進む日本の未来のために、多くの新しいビジネスが構築される事が重要です。 国はその環境の整備に尽力するべきであり、時代に則した社会基盤の構築が急がれる時です。 しかしながら総論としてデジタル革新に賛同であっても、各論になると社会や組織内での問題は数多く、ようとして前に進まないと言う現象が必ず起きます。 こうした中にあり、私たちは、それぞれの組織を超えて、自ら問題解決のヒントを探る場、様々な価値観を学ぶ場、また交流の場を通じてビジネスの発展を導く場が必要であると考えました。 私ども丸の内AI倶楽部をご活用頂くことで、皆様の事業の発展と研究者の皆様のお役に立てれば、誠に幸甚であります。 皆様のご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。 令和元年 5月 代表幹事 沓澤広道

人材育成懇談会開催のお知らせ<開催終了>

日頃より、丸の内AI倶楽部の活動にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。 丸の内AI倶楽部会員の皆様へ、懇談会開催についてのご案内です。 今回は、「AIを自社のpowerツールとして活用するための人材とは」をテーマに 「AI×人材」についての懇談会を開催いたします。 グループに分かれての意見交換も予定しておりますので、奮ってご参加ください。 概要(※応募多数の為、キャンセル待ち)  講  演 :小川健司 氏         ISO21500 国内審議団体代表         独立行政法人情報処理推進機構 人材育成本部 本部長補佐         独立行政法人情報処理推進機構 ITスキル標準センター長   日  時 : 2019 年 6 月 6 日(木)19:00~21:00  場  所 : 東京都千代田区丸の内 2-1-1 明治生命館 8F(丸の内 AI 倶楽部)         地下鉄千代田線二重橋前(丸の内)駅 3 番出口直結         JR 東京駅丸の内南口より徒歩 5 分  会  費 : 丸の内AI倶楽部会員様 3,000円  申込方法 : 受付開始 4月 26 日(金)        先着 25 名 ※定員になり次第締め切りとさせていただきます。        メールにて受付→ ai-club@en.marunouchi-ai.jp  問合せ先 : 丸の内 AI 倶楽部  担  当 : 原口  TEL    : 03-6551-2007     —————————————————————————- スケジュール: 18:30  受付開始 19:00~ 講演会 19:30~ グループディスカッション及び懇談会 (軽食あり) 21:00  終了予定 —————————————————————————- ———– 【お知らせ】 ★★次回懇談会は6月20日(木)「RPAの成功事例・失敗事例」を予定しております★ ★ —————————————————————————- ——– ★★「課題解決窓口」開設のおしらせ(MPS)初回無料★★ ■ AIでなにができるかわからない ■ AIで何をしたらいいかわからない ■ AIで何かしたいけどどうしたらいいの  など、 AIについてのお悩みを解決チーム(MPS)が解決に導きます。 初回無料。詳細はai-club@en.marunouchi-ai.jpまでお問い合わせください。 ※課題を一緒に解決してくださるMPSチームのメンバーも同時に募集いたします。

11月29日(木)丸の内AI倶楽部 ブロックチェーン講演会報告

ブロックチェーン講演会のご報告 12月20日(木)、中国より杭州迪火科技有限公司(二維火) 常務副総裁 段 志龍氏を迎えてブロックチェーン講演会を実施いたしました。 テーマ:「ブロックチェーンと中国式ビジネス」 講 師:  段 志龍氏 ■プロフィール  1987 年: 中国重慶大学コンピュータソフト専攻 卒業         中国科学院北京 ソフト 実験室  1991 年: 中国科学院の派遣で来日                      日本コンピュータ研究所と日立グループにて勤務    1998 年: 北京日研聚星コンピュータ技術有限公司を設立  1999 年: 北京网銀神州科技有限公司を設立  2001 年: 北京新思ソフト 技術有限公司         高級副総裁,副董事長    2003 年: 浙大網新グール本部                      浙大網新ソフトグループ副総裁兼 CTO                      浙大網新サービスアウトソーシング         事業グループ副総裁兼 CTO      現  在: 杭州迪火科技有限公司(二維火) 常務副総裁                      杭州网新新思軟件有限公司 董事長 ■アジェンダ  1 中国社会の最新事情  2 ブロックチェーン in 中国  3 現象から本質へ  4 ”後半戦”日中協業検討  5 質疑応答 ■概要 中国出身の段氏は、日本と中国のIT業界の第一線で長年活躍されてきました。本講義では、中国ITビジネスの特徴を交えて中国国内のブロックチェーン市場について講演していただき、さらに日本ビジネスとの協業の可能性についてもお話しいただきました。 質疑応答では限られた時間のなかで主に日中の協業、ブロックチェーンの新分野での将来性における多くの質問が飛び交い、講演会は盛況の内に無事終了しました。     登壇していただきました段様、今回の講演会実施にご尽力いただきました皆様、ご多忙のなかお越しくださいました出席者の方々、本当にありがとうございました。    

12月20日(木)丸の内AI倶楽部 特別講演会報告

特別講演会のご報告 12月20日(木)、シアトルより丸の内AI倶楽部Executive Secretary 髙木亮氏を迎えて、特別講演会及び忘年会を実施いたしました。 特別講演 テーマ「OBSERVE TECH CITIES BY AI STARTUP -AIスタートアップからアメリカを俯瞰する」 講師:髙木亮氏 ■プロフィール 2年ほどヒマラヤを転々とした後、千葉大学大学院自然科学研究科修了。後に日本マイクロソフト社に所属し、 Visual Studioおよび開発者向けライブラリ等の開発者向け製品のサポートおよびコンサルティング業務を5年間担当。 その後Microsoft Corporation HQ へエンジニアとして移籍し、12年間本社にてWindows OSの開発に従事。 在籍中にUniversity of Washington Data Science Certificateを取得。現在は独立し、シアトルにてBIおよびAIの テクニカルコンサルタントとして活動中。自然と人とテクノロジーが好き。 アジェンダ 1 自己紹介 2 なぜアメリカでAIか 3 世界のAIスタートアップ 4 (アメリカ)国内3都市比較 5 AIの今後 6 質疑応答 髙木氏は、シアトルのMicrosoft本社でソフトウェアエンジニアとして長年活躍され、現在はAI技術も含めたソフトウェアアーキテクトとして、ITシステム設計や研究者及びエンジニアの技術サポートもされていらっしゃいます。 本講義ではまず、アメリカでなぜAIがこんなにも注目されてるかお話しいただき、さらにAIスタートアップが盛んである3都市(サンフランシスコ・ボストン・シアトル)について、その背景やスタートアップ企業の特色など分析していただきました。 また、機械学習、深層学習が今後のAIビジネスにおいてどのように利用され、発展していくかなどについても話していただけました。 興味深いテーマに、質疑応答は長時間にわたり大変盛り上がりました。 講演後には、出席された方々とともに、丸の内AI倶楽部創設後初の忘年会を開催しました。 年の瀬の忙しい中ご出席された皆様、はるばるシアトルより来日され登壇していただいた髙木様、本当にありがとうございました。 ※講演会の詳細につきましては、後日動画を配信予定です。

【コラム】AIは未だ知能に至らず?

AIは未だ知能に至らず? 髙木 亮 氏  Ryo Takagi Marunouchi AI Club Executive Secretary AIという言葉が日本のお茶の間を賑わすようになってもう久しくなります。海外から日本のニュースを読むと、ほぼ毎日AIに関する情報がジャンルを問わず見受けられ、その注目度の高さがうかがえます。半面、そういったニュースを眺めていると、日本の皆さんにとってAIとは何かというぼんやりとした疑問や、AIがこのままバズワード化してしまうのではないかという不安がどうしても心に浮かんでしまいます。 では、海外ではAIの定義は既に確立されたものであるかと言えばそういうわけでもなく、AIという大きなくくりで語るメディアには今なお多少の疑問を含んだ視線を感じる今日この頃でもあります。しかしながら、欧米のメディアにおいてはAI論はある程度の潮流のようなものも見え始めているのも事実です。   昨今のアメリカにおけるAIですが、その理解が2つの大きな潮流に分離しつつあるように見受けられます。一つは、先日のAI Summitにて大量に発表されていたような、学習結果の分析をするサービスであり、もう一つは完全自動運転のような、学習結果を判別しさらに自動的に処理するといった、より複雑なサービスです。 そして、AIに関する議論として顕著な、できる・できない論は主に後者についてであり、前者に関してはもはやあって然るべきサービスという感じで、場合によっては、AIと語れるかどうかすら疑われるほどです。以前はすべてのサービスをひとくくりにして、AIに仕事を任せられるかどうかが語られていましたが、それほど前者が一般的になりつつあるのでしょう。この分野のAIマーケットはどんどん大きくなり、それにつれて仕事のしかたも変わってくると思います。 この、より単純なサービスがAIとして広く受け入れられている事実には色々理由があると思いますが、高いパフォーマンスと多方面にわたる複雑なインタラクションを語らずにサービスを語れない後者のAIと異なり、よりシンプルかつ直感的で、学習結果をある程度条件分岐の作りこみで活用可能な前者のサービスが現場で受け入れられやすいということはあると思います。こちらはどちらかというと分析サービスであり、データマイニングやBIの延長線にあるものとしても捉えやすいため、知識のあるエンジニアが使ってみたという事実も多いかと思います。現場において人手=コストのかかるサービスがAIによって自動化されたということになれば、もっと色々なところで使いたいということになり、お客様の要求に応えるべくよりよいサービスが提供されるという良い土壌が産まれていると感じます。 筆者はこの2つの違いを知識と知恵の違いに言い換えることができると考えています。ひとくくりにAIと言っても色々あり、その中でも過去事例からパターンを予測する能力(知識)を有するAIと異なり、学習結果を既にある社会秩序に合わせ適切に処理する能力(知恵)を有するAIはやはり投資規模、求められる結果共に格が違います。格が違うだけに実装にはまだまだ時間がかかるでしょうが、基礎的なアルゴリズムやサービスが充実することでいずれ実現する時は来ると筆者は考えています。しかし、それであっても大多数の日本人がAIと聞いて思い浮かぶような、知性を伴った汎用的な知能を提供するサービスはまだまだ先の話でしょう。ドラえもんは22世紀に製造された工業製品ですが、今までの実装チャートから予測するにそのリリース時期は比較的現実的なタイムラインかもしれません。   豊富な学習データを持ち、疲れ知らずのAIと言っても今はまだまだ赤ちゃんです。できることは限られますし、自動運転もまだまだです。そんなAIがたくさんの知識を活用する知恵を持ち、いずれ我々が想像するAIが産まれることを期待しましょう。ホップ、ステップ、ジャンプのように、AIが今のメインストリームである知識のサービスから知恵のサービスへと進化し、それらを統合した本格的な知能のサービスへと羽ばたくことを考えれば、AIのゴールは遠くとも、チャレンジするに値する分野であることは間違いないと筆者は考えています。 髙木 亮 氏 -Ryo Takagi -  日本マイクロソフト社にてエンジニアとしてのキャリアをスタート。日本法人にて5年間の在籍後、シアトルのMicrosoft Corporation HQへ移籍し、Windows OSの開発に従事。在籍中にUniversity of Washington Data Science Certificateを取得。Windows OS開発に12年従事した後、現在は南フランスにある核融合関連の国際機関においてSoftware Solution Architectとして所属するほか、機械学習及び深層学習に関する、サービスへのROI評価を含めたテクニカルコンサルタントとしても活動中。